お年寄りの口の中の様子と体の健康には関係があるのでしょうか?


虫歯や歯周病がひどくなると、よく噛んでおいしく食事をすることが難しくなり、このために栄養が偏りがちになったり、不足したりします。
また、口の中を不潔にしておくと、お年寄りでは特にばい菌が気管や肺に落ち込みやすくなり、肺炎の原因にもなります。
というわけで、虫歯や歯周病の予防、治療をして、お口の中をいつも清潔に保つことは、全身の健康にもおおいに役立ちます。
さらに不幸にも歯が抜けてしまっても、決してそのままにしておかずに、ちゃんと入歯を作って、よく噛んで食事ができるようにしましょう。
よく噛んで、口から食事をとることは、脳への刺激になり痴呆の予防にも役立ちます。
豊かな食生活は、人生の大きな喜びのひとつです。

お口をいつも健康な状態にし、よく噛んでおいしく食事をいただいて、幸せな老後が送れるようにしたいものです。